日記帳。

□笑う僕、焦る君。
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「鬼龍院!」

汗だくになりながら血相を変えて事務所に飛び込んできた彼。

「……喜矢武さん…どうしたの?」

「淳くんが…お前が事故ったって、言うから!」

荒い呼吸のまま、必死に説明する喜矢武さんが可笑しくて笑ってしまう。


「おま、人が心配してきたのに何笑ってんだよ!」

「だって、淳くんも喜矢武さんも大袈裟だな。事故ったって何だよ。」

けらけらと笑う僕を見てポカンとする彼と側で呆れる所さん。

「事故ってあんたね……鬼龍院さん、階段から落ちたのよ。」

笑って説明できない僕の代わりに所さんが状況を説明してくれた。


最近あんまり眠れていなくて、少しボーッとしていたら、階段を踏み外して落ちてしまった。
でも2、3段程度だから少しの打撲ですんだ。



その話を聞いてため息を吐く喜矢武さん。
「お前はもっとしっかりしろよな!軽かったからよかったけど、もっと大きな怪我したらどうすんだよ!」


久しぶりに大きな声で怒る彼を見て、僕も少し反省する。

「鬼龍院さん、お水持ってきたよ!大丈夫?」


そこに淳くんがやって来た。

「お前!何が事故だバカ野郎!」
「喜矢武さん来るの早!」
「馬野郎!」
「?!ひどーい!」


今日もうちは平和ですね。




「あれ、喜矢武さん帰らないの?」



「……お前がまた転んだら迷惑だからな。」

君らしいね、ありがとう(^-^)

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