長編
□三章〜追憶〜
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星を見てると思い出す。ある日の戦士との会話を、
戦士「勇者さんは、この戦い終わったらどうなるんだ?」
レーナ「わからないなー、終われば用済みだし、殺されるんじゃない?」
戦士「明るい顔で言うことかよ、」
レーナ「ここまで来ると色々吹っ切れてるからね。」
戦士「勇者に選ばれただけで人生決まってるのか?」
レーナ「かもね。」
戦士「ふざけるな!」ガタッ
レーナ「どうしたの!?」
戦士「お前にはお前の人生あるだろ!諦めんなよ!」
レーナ「どうして君は私のことを?」
戦士「お前が好きだからだ!」
レーナ「え?」
戦士「お前が好きだ!だから戦争終わったら俺と、結婚してくれ!」
レーナ「嬉しい、ありがとう!」
彼が死んだのはこの翌日、突然のドラゴン襲来のときに私のことを庇い死んだ。