探検家編
□キラキラ光るお空へ星よ
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「綺麗ね…」
マシラ達と話していた分を差し引いても、動じないロビンは美しい光景に目を奪われた。
流れ落ちる星が、木の葉のようにふわりと舞って勢いを殺し、地上へと降り立つ。
地上に触れた星は、まるで手のひらに触れた雪のように輝きを四散させ、融けて消えた。
最後に、星から降りた少女の父譲りのブロンドを輝かせて。
「だろォ！？」
「お嬢はキラキラの実のを食べた星を操る能力者！！」
「キラキラの実？」
「！何っ女？」
「！！」
避けられたゾロ達ばかりでなく、物陰に隠れていたナミ達まで「女の子！？」と驚きを露にしていた。
キラキラというだけあって、夜はめちゃくちゃ目立つ能力なので、外は暗いのにクリームの降りた場所だけはよく見えたのだ。
星が大地に融け、光が無くなると思いきや、今度はクリームが手をかざした傍から小さな星がいくつか出てきて宙に留まり、彼女の行く方向へ一緒について行っている。
照明の役割のつもりなのだがこの星、実はただ単に光るだけの星ではない。
どこぞの海賊女帝のハートが男を魅了するように、彼女の星は神々しさで求心力を生む、まさに後光のような星なのだ。
遠くからでも光り輝くクリームの凱旋を、猿山連合軍達が花吹雪を散らしてそこかしこで喜んでいる。
「お嬢〜〜！！今日も眩し〜〜い！！」
「痺れるゥ〜〜！！！」
「キャーー！！！」
「すごい喜びようね」
「まあ光に目が眩んでるのもあるんだが…あれだ。ステージに星（スター）がいれば、皆興奮すんだろ。あんな感じだ」
「ああ…」
「あと、純粋にファンだ！！」
親指をぐっと立てるマシラとショウジョウに、確かに可愛くて、何だか惹きつけられる気がする女の子だとロビンは思った。
そう思うのはキラキラの実の力なのだろうか？
だとすれば光が無くなると同時に切れるだろうからすぐわかるだろうけど……彼ら（連合軍）を見れば、答えは出ているも同然か。
「……コックさんには手遅れかしらね」
クスッと小さく笑みを漏らした視線の先で傅いたサンジが、驚いたクリームの横に浮いていた星にボコボコにされていた。
―――朝になり、ヘラクレス片手に遅刻したルフィを、見覚えのないクリームが腰に手を当て、どん！と待ち構えていた。
「ここにいるお仲間にはもう言いましたが、」
「何だ？お前」
「私はモンブラン・クリーム！！ノーランドの冒険を証明し、ノーランドを越える予定の探検家！！」
「ああ…おっさんの」
ルフィの視線が、クリームの頭の栗に注がれる。
「探検家の私を差し置いて空への冒険ですか？私も乗りますよ！！」
「おう！！いいぞ」
またお前は即決してからに！！
と突っ込む一味の気も知らず、ニコニコと笑うルフィとクリーム。
喜んだクリームがルフィの両手を持ってブンブン上下に振っている。
クリケットや猿山連合には恩があるし、麦わらの一味としても表立った否はないのだが、それとこれとは別である。
まるでタイムラグのない良いお返事の船長に、一味の心はまた一つとなるのであった。
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ずっと前からやってみたかった管制官以外のＯＰ夢主で麦わらの一味の探検家。
続くかはわかりませんが、原作の今後がわからないと連載が進められないストレスから、カッとなってやりました。
以下ちょっと長いけど設定↓
モンブラン・クリーム(デフォルト）
クリケットの娘で探検家。
年齢はルフィと同じ。
ノーランドを尊敬していて、明るい正直者。
淡い金髪のポニーテール部分に栗が付いている。
生活費のために兼業で賞金稼ぎをしていたので、そこそこ強い。
破壊力には欠けるが器用なタイプ。
ノーランドの影響で植物にも詳しい。
話し方のイメージは小人の『れす』口調が『です』になったような感じで、『〜なのです』の頻度がやや高めな敬語。
キラキラの実（超人系）の能力者
星を生み出し、操る事が出来る。
流れ星に乗ったり、流れ星を当てたり。
出した星を浮かせて、照明として使ったりも出来る。
瞬き（ウィンク）で出した星は基本触ることが出来るが、攻撃用の星は尖っていたり、照明用などは熱かったりで触れないものがほとんど。
星を撒き散らしていると神々しさ２００％で、何か色々輝いている雰囲気になる為、カリスマ求心力ｕｐ。
猿山連合軍からご近所さんから、海軍（賞金首の引渡しなどで）または悪人（海賊やゴロツキ）まで、ファンが大勢いるらしいが、キラキラの実の能力を使わずとも、基本明るい良い子なので、誰にでも良い印象を与える娘。
涙が金平糖になるので、非常食におすすめ。
金平糖含め、もれなくキラキラしている為、夜戦とか隠密行動には向かないが、夜間ステージはおまかせ！
夜の方がキラキラが目立つので、カリスマ効果３割増くらいになる。
基本は星をぶつける遠距離タイプだが、中・近距離用の武器はウィンクで出した星を繋いだチェーン。
サポートや後方支援などで力を発揮するタイプだが、本人は常に最前線で冒険していたい為、よくルフィと競って島への第一歩を踏み出している。
生身でも結構丈夫な娘。
怪獣とかに食われても、流れ星で颯爽と脱出して「あーびっくりしたのです」とか言う。
お相手は特に考えずに書きましたが、ルフィとはすごく気が合うと思います。