ごった煮


□誕生日だからって以下略!
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 ついにタイトル略されました、一応主人公の松野カラ松です。一応前回のあらすじと俺の説明をしたいと思います。
 まずは俺の説明。俺、松野カラ松は松野家六つ子の次男として転生してた"前世が女だった元霊能者"です。多分、世界軸はこれを読んでる皆と同じだとは思うんだが、転生する際のバグか何かで俺はあの『おそ松さん』の世界に転生してあまつさえまさかの次男に転生を果たすというライフハプニングが起きたのが現状。これが二次でいうところの憑依とかなら"私"はまだ救われたのに、何分元霊能者なので魂が今どういう状態なのか判るんだ。つまりなにが言いたいかというと"私"は"俺"として天命を全うしなければいけないという事。もう開き直ったけどな。元が女だったし、前世の意識とかが自我に近いから、皆が好きな"あの"カラ松ではないんだけど……これでも頑張って男らしくしようとしてだな、まぁ、こんな口調が板についたわけだけど、気を抜くとすぐに昔の話し方になるからちょっと困ってはいる。一松とおそ松は気にしてないみたいだけど…
 ……で、だ。そんな俺が26回目の誕生日を迎えようとして残り一週間を迎えたんだけど、おそ松と一緒にデカパン博士の手伝いをしに行っていたら怪奇現象に襲われてしまったんだ。実は、"私"が持っていた霊能力は、六つ子に転生した時に"少し漏れてしまって"残りの五人にも霊能力がある。多分、本来は一人で転生する筈だったんだと思う。それだが六つに細胞分裂して六つ子になったから"霊能力"も六つに分かれてしまったんだと思う。

 おそ松は五人の中で一番力が強い。見えるし触れるし祓うことも出来る。除霊の方法をいくつか教えたら普通にそこらの霊能者よりも強くなってしまった。一睨みで普通の霊なら弾き飛ばしてしまう。今は俺から気の見方を習ってるところ。よく二人で除霊の仕事をしに行く仲。多分、もともと素質はあったんだと思う。それに"私"の力が融合して更に強くなったんだと思う。
 チョロ松は凄い霊媒体質ですぐに霊に取り憑かれるし、神も降り易い。一番、場の空気に呑まれやすい性質を持っているからおそ松がいつも傍に居る様にしてる。一応、守護の印はかけてはあるし力も抑えてるからチョロ松の精神状態が安定していれば取り憑かれることは無い。
 一松は五人の中で一番霊感が高い。感受性も高いから動物と意識をシンクロ出来ていた。過去形なのは、俺がその力も霊感も封じたから。コントロールが出来なかった一松は、この力のせいでいじめにあったし人間不信になってしまったから。でも、最近はその封印が効かなくなり始めている。多分、一松は俺よりも強い力を持ってるんだと思う。何かがきっかけで、一松は自分の力を無意識にコントロールし始めてる。一度おそ松と相談しないといけないなって思ってる。
 十四松は祓う力が強い。浄化の力が強いって言った方が判りやすいかも。おそ松と同じで見えるし触れる。だから俺が除霊方法を教えても基本は物理でどうにかしてしまう。俺とおそ松がいないときは兄弟を任してある。
 トド松はとにかく運が強い体質になった。でも運は幸運だけじゃない。強い運は善も悪も引き寄せる。だから、極力十四松にはトド松の傍に居る様に言いつけてある。実は、トド松には先見の才能もあるんだけど……"私"みたいになって欲しくないから、言っていない。あんなものは見なくていいんだ。というか、見せたくない。

 
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