ごった煮


□一松さんの理性ポイントは常に1
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 俺は鼻を摘まんで天井を仰いだ。マズい、鼻血が出る。ヤバすぎる。可愛すぎる。なんなんだこれ、もう犯したい。コクってもいないけど犯したおしたい。


「たっだいまー。あー、負けたよー負けちゃったよー」
「……………」
「…え?なに、一松。お前、すっげー額赤いよ?なにやってんの?」
「………………」
「え?!ちょっと?!なんでいきなり泣き出してんの?!」

 スマホを両手で持ちながら、帰ってきたおそ松兄さんを見ながら…何故か俺は今まで溜めていたモノを爆発させてしまった。

「カラ松がぁあ?!カラ松が可愛すぎて全俺がパニックなんだよぉおおおおぉぉぉぉおおおお?!」
「えぇえ?!何々ナニ?!いきなり怖いんですけど〜〜〜〜〜?!」
「尊いよ!!神だよ!!女神だ聖母だマドンナだよぉおおおおぉおおお?!」
「ぎゃああぁぁぁぁあああああああああぁぁぁ?!俺の腰から離れてくんない?!頼むからぁあ?!」
「もう無理だ、堪えられない…カラ松を殺して俺も死ぬ。そうしたら永遠に一緒にいられる…ヒヒッ」
「もしもしカラ松?!早く帰ってきてーーーー?!」

 カラ松カラ松カラ松カラ松カラ松ーーーーー?!可愛いよ好きだよ愛してるよコンチクショオ?!

 俺が一人で取り乱しているとおそ松兄さんがカラ松に救難信号を発信したららしく、彼奴は息を切らして戻ってきてくれた。

 画像の姿のままに。


「どうした、おそ松?!」
「カラ松!!良かった…一松が………ってお前なんちゅう恰好してんだぁあああぁぁぁあああ?!」
「だって、すぐに帰れって言うから?!」

 着替えが面倒だったからそのままの姿で来たそうだ。そう、さっきの猫コーデで。

「ブハァッ?!」
「死ぬな一松ぅうううぅぅぅうううっ?!」

「え?なに、これどういうことなんだ?!」
「…うわぁ…拗らせすぎでしょ、一松兄さん…イッタイわぁ…」

 生足ではなくなっていたけれど、さっきの画像では身に付けていなかった太もものガーターリング(しかも猫が靴下を引っ張ってるように見えるデザインになってる)が心の準備無しに入ってきて為に俺は思わず鼻血噴いた。

「???????」
「はーい。へんたいち松兄さんはほっといて、着替えてこようか〜。カラ松兄さん♪」
「で、でも…一松が具合悪そうで…」
「大丈夫。体じゃなくて頭の問題だから」
「?」

 あぁ、俺のカラ松がいなくなる。でも着替えて欲しいです、理性も股間もアウトなのでお願いします。


 
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