短編集
□船長愛好会
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トラファルガー・ロー率いる、ハートの海賊団。
彼らは今、敵船との戦闘の真っ只中だ。
「ROOM...シャンブルズ。」
ぎゃあぁぁぁぁ!!
お、俺の体がぁ!!
ローのオペオペの実の能力により、敵は大混乱。何せ彼は、今をときめく億越えルーキーの一人。そんじょそこらの海賊には負けないのだ。
そしてそのクルー達の戦闘力もあなどれない。
特に今、おどろおどろしいオーラを出しながら戦っている二人は、気迫だけで敵を打ち負かす勢いだ。
「テメェら……羨ましいんだよ!!」
ぎゃあぁぁぁぁ!!
「私だって、キャプテンにバラされたいのに……。」
ひいぁぁぁぁぁ!!
すぐに決着はつき、戦闘を終えたクルー達は船内へ戻った。
そんな中、先程暴走していた二人は興奮しながら騒いでいる。
「見たか!? さっきのキャプテン、痺れたなァ……。」
「私もあの目で見つめられたい。そして細胞までバラされたい……。」
「…ねぇペンギン。あの二人大丈夫?」
「あんな変態放っておけ。今近づいたらお前もあぁなるぞ、ベポ。」
ここの戦闘員である、シャチとリム。
この二人は、船長のローのことをこよなく愛している。それはもう異常なほどに。
そんな二人を、他のクルー達はいつも若干引きながら遠巻きに見ているのだった。