罪と罰

□soldier geme
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弱き者達

それはきっと私を含んだ人達の事。

だから私は強くなりたかった。


soldier geme


王国の力になるために。苦しむ民達を助け出す為に。
七つの大罪を尋ねて歩く日々。
聖騎士達に見つからないように身に付けてきた鎧も雨にさらされて錆びだらけ。
辛くて、寂しくて、悲しくて。
情報集めに入ったお店。だけれども私は意識から離れてしまった。

そして目が覚めるほんの前まで私は夢を見ていた。

目の前で連れていかれる愛する家族達。
苦しみに耐えながら必死に働かされる民達。
それを横目にしながらただ可愛い可愛いで座る私。
一体私は誰?何故こんなことをしているの?
守るべき者って?助けたい者って?


目を覚ますと広がった景色。
その出会いは偶然だったのかわからないけれど。
追われる私をその力で救ってくれたメリオダス様。

優しい言葉をかけてくれてとても嬉しかった。
それでも可愛いや、弱いで片付いてしまう自分が嫌だった。


ねぇ、メリオダス様。
貴方の大切な物はなんですか?
弱いだけのものですか?
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