罪と罰
□君の中のオイラに
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早くキミに会いたい…
会ってオイラの気持ちを伝えたいんだ。
やっと決意することができたこの気持ち。
だから、この熱が覚めないうちに…
「っ…ディアンヌ!!」
君の中のオイラに
オイラ達の目の前で目を覚ましたディアンヌはいつもと何ら代わりなく見えた。
相変わらず目元を擦るディアンヌは愛らしい。
「よう。ディアンヌ、目覚ましたのか」
「あ、団長〜!」
だけれど、君からは
「ディアンヌ!!よかったぁ、オイラだよ…」
「…? キミ、誰?」
“オイラだけ”がスッポリぬけ落ちていたんだ。