V.G_S.S
□アイチ誕生日
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「誕生日っ、」
「「「「「「「「「「おめでとぉ!」」」」」」」」」」
パッアン!とクラッカーをみんながならす。会場となった先導家は盛大なにぎわいだ。喜びのあまりに声が出ないとは、こういうことか。「お兄ちゃん、びっくりしてる。」とアイチの背中を押しながらクスクスと笑うエミにも返事が出来ない。
「アイチ、ケーキもあるわ。」
「凄いのよ、コーリンの力作なんだから!」
本当の姉妹かのように姉自慢をするレッカ。コーリンも照れくさそうに笑う。
「ちょっおと、待ったぁ!先導アイチぃ、コーリンちゅあんのケーキを掛けて、この俺と勝負(ファイト)どぁ!」
「ちょっと!」
コーリンから笑顔が消える。周りからは苦笑いだ。
「望むところだよ、森川くん。」
「「スタンドアップ、
ヴァンガード!」」