□悲しい女性
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家には結局帰れず

しばらくの間グレンの家に住むことになった

グレンの父親も母親も凄く優しい人だった

「しばらくの間、よろしく

時雨ちゃん 小百合ちゃん」

小百合「宜しくね!」 


時雨「宜しくお願いします」

もともと挨拶する仲ではある

一緒に過ごしていくうちに
仲良くなりはじめた

笑ったり 怒ったり

悲しんだり 泣いたり

そんな毎日

だが…真昼が妹のシノアを守るために鬼となってグレンの鬼呪装備となってしまった

「グレン…」

私には見守ることしか…

真昼が死んでから部屋に籠もるようになってしまったグレン

真昼が死ぬ前日 呼び出された

真昼「シノアとグレンを宜しくね」

「私なんか弱いから 2人のことは守れない 私には無理です」

真昼「大丈夫 私が認めた人だもの」

それが最後の会話だった


「知っていた

こうなる事は知っていたのに!」


この言葉をグレンに聞かれてしまった


グレンは怒った
怒られるのは当たり前だ

うちは弱いから…

グレンに嫌われたくない

どうして?

どうして嫌われたくないの?


心ちゃんに言われた一言

心「それは好きなんじゃないかな

グレンさんの事が…」

ああ…好きなんだ…私…グレンの事が


気づかされた言葉は儚くも散りゆく


何でって?

もう遅いから…

死にたくない思いと恋愛に気づいてしまったから

帰らなくちゃならないんだよね?

瞼が重い…

サヨウナラって言えなかったな

バイバイって…

ありがとうって…


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