夢夢

□失うと言うこと
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アナタは私を見ていない

貴方の目線はいつも柊真昼

可愛いもんね

私なんかよりも

小さい頃一番に出逢った

私とグレン

後から出逢った真昼なのに

2人は好き同士になった

隠れて会っていたことも知っていた

悲しかった

悔しかった

何で私じゃないのか

こんなにも好きで好きで仕方がなかったのに

そんなある日突然 真昼に許嫁ができたと聞いた

名前は柊深夜


真昼の許嫁だけのために柊家の養子となったみたいだ

「グレン…」

グレン「んだよ 皇家の次期当主になる奴が落ちこぼれの一瀬家に何のようだよ」

「…私だって別に当主になりたいわけでなったんじゃない

それに一瀬家は落ちこぼれなんかじゃないよ!」


グレン「話はそれだけか?


なら帰れ」


グレンは変わってしまった

こんなグレン 私は知らない

「グレン!」

後ろから抱きついた

グレン「!?」

「私グレンの事が好きなの

小さい頃出逢ってから

ずっと好きだった!」

精一杯の気持ちを伝えた

でもグレンの言葉は残酷だった


グレン「俺は好きじゃねぇよ

だから消えろ」

「…っ…」

苦しかった

グレンの言葉は残酷で冷たい目で


家に帰って自室でいっぱい泣いた


それから数日がたち

私 蒼空は柊家次期当主 柊暮人と許嫁になった

彼は柊家に逆らうものは容赦ない

でも私にはそう思わなかった

私に向ける目はとても優しい

そんな彼を少しずつ好きになっていった

真昼が鬼になりはて死んだ
ウイルスで子供以外の大人は死んだ


高校を卒業して無事 鬼呪装備も手に入れ 暮人様のサポートにもなれた




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