夢夢
□吸血
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世界が滅んでから
兄と二人で逃げ隠れる毎日の生活だった
吸血鬼には絶対に見つからないよう
山奥の家に住んでいる
他人の家だが
今は大人たちが死に元の住人もいないから密かに暮らしている
だがある日
蒼空は兄が待っている家に向い帰っていた
『ただいま♪Ю―(^▽^o) ♪
お兄ちゃん…!?』
兄は倒れていた
兄の近くには
吸血鬼がいた
『ああ…いやッ…』ガタガタ
震えが止まらない
兄「ッ…にげ…ろッ…蒼空ッ!
にげるんだ‼」
兄は生きていた
『嫌だ‼
お兄ちゃんも一緒に!』
クローリー「まだ死んでなかったんだ ならまだ吸っても大丈夫かな♪」
そう言った吸血鬼は兄の首を掴み持ち上げ血を吸い始めた
長い吸血
飲み終えたのか
兄をドサッと床に投げ捨てる
兄は動かなくなり
話さなくなり
ああ…兄は死んだと…
私は怖くなり兄の言われたとおり
逃げた
クローリー「あれ?
僕走るの嫌いなのになぁ♪」
ザッ!
『ひッ!』
クローリー「君の血を吸わせてよ?」
『イヤッ!
来ないで‼』
クローリー「家畜に拒否権なんてないよ」
と言われ兄のように首を捕まれ持ち上げられる
『ヤッ…お願いッ…ヤッ…』
クローリー「黙れよ」
そう言われ
『いっ…痛い!痛い
いやぁぁ‼』
クローリー「ズズッ ンッ…!?
君の血 美味しいね
決めたよ
君は今日から僕専用の家畜だよ
逃げるなんて考えないでよね」
『ッ…(この吸血鬼からは逃げられないッ)』
そう思った
end