〜太陽の日の下で〜
□story1
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『んぅ……っ……』
おはよー…ふわぁ〜あー…眠い…。でも朝食作らなきゃ…遅刻しちゃう…。
私はまだ隣でまだ夢の中に居るであろう彼を起こさないようにとゆっくりとベッドから降りる
てかなんでベッド一つなの…?
…私はななみ はるか。早乙女学園の生徒だ。ちなみに作曲家コース。クラスはSクラス。…まぁ早乙女学園には入りたくて入った訳じゃないからクラスなんて別にどうでもいいけど…。
レ「……んぅ……」
あ、起こしちゃったかな…?
…隣で寝ているオレンジの髪色のこいつはレン。神宮寺財閥?とかいう、まぁ…世に言うおぼっちゃま、だそうだ。…正直苦手だ…こいつ。
だって…!!
レ「…おはよ…ハニー」
お前は何人だよ!?とツッコミたくなる言葉を使う彼。
それに…
『ねぇ、いい加減【おはようのちゅー】とかするのやめてくんない?」
もう少しで私に触れそうな距離まで手を伸ばしてきていた彼に言った。
いや、まぁ実際【おはようのちゅー】とかされたことないけど。てかさせないし!
レ「おはようのちゅーは当たり前だと思うけど?」
『レンの当たり前は当たり前じゃない!!』
そう言うとフフッと微笑む彼。え、何?バカにしてんの?
レ「昨日の夜はあんなに可愛かったのに『はぁ?』…わかったよ。」
そう言ってまたクスッと笑う彼。あ?シバくぞコラ!
何この女ったらし!寒気する!背筋ゾクッだよ!!
レ「…ハニー…声に出てるよ…」
あ、いけないいけない…でもさ、
『本当のことじゃない?』
レ「ハニー…ひどいよっ…グスッ…」
泣き真似すんなや。体のデカい男がやったって可愛くもないし、痛くも痒くもねぇっつーの!
レ「いつもはもっと可愛いのに…特にイケないことしてる時とk『シバく』…。」
『ねぇ、誤解招くような言い方ヤメてくれない?私だって好きでレンのお世話係とかしてる訳じゃないの!学園長に頼まれてるから仕方なく嫌々やってんの!
レ「そこまで言わなくても…ハニー…。」
…そう、私はレンのお世話係。全部学園長のせいだ。恨みます…学園長…。