拍手お礼話集

□現代ご近所パロディ
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 隅でいいです。現代ご近所パロディ



「おはよーございます!」
「うん、おはよう野菊」
「元気だなー野菊は」

 幼稚園バスを待つ野菊が、丁度目の前を通り天月高校まで行く途中の清水と羅紋に声を掛ける。

「きょうもいいてんきですね!」

 此処は日本の吉原町という場所。昔はあの『吉原』があった場所だと言う。

「ほれほれ、さっさと行きやがれ坊主ども」
「あのオヤジ過保護だよな」
「野菊が可愛くて仕方がないんだよ。俺も気持ちは分かるから」

 野菊を見せまいと清水達を蹴散らすのは野菊の父、通称『オヤジ』。もはや通称では無い。

「よー野菊、お前まだ幼稚園児なのかよ。だっせー」
「置いてくよ蘭菊」
「いや、もう置いてこーぜ凪風」

 天月小学校へと向かっている小学生の蘭菊、凪風、秋水は3人仲良く道を1列で歩いている。

「あ、オーナーおはようございます。野菊もおはようございます」
「うじのおにーちゃん!」
「大学かー?気を付けろよー」
「はい、またー…」

 そう言って自転車で野菊達の前を通り過ぎて行ったのは大学へ行く途中の宇治野。

「おい宇治野!!それ俺の自転車だぁああ!!」

 その後ろから宇治野を追いかけ走ってるのは高校の体育教師の十義である。

 
「あ、ばすきたよ!」
「よーし、今日も頑張ってこい野菊。じゃあまた夕方な」

 今日も平和な1日が過ぎていく。

――――――――――――――――――

取り敢えず設定だけでも。(私の妄想です)

野菊 5歳

天月幼稚園に通う幼稚園児。
何時も朝の八時半には玄関の前に立ちバスを待つ。父がたまに遅くに起きるので、一人で待つこともある。だけどそんな父が大好き。

蘭菊

天月小学校に通う小学1年生。
属性はツンデレ。幼稚園児の野菊にやたらと構う。そしてぶたれる。(悪魔二人に)
取り敢えず喧しい。アパートの隣の部屋に住んでいる宇治野と言う大学生に良くなついている。らしい。

秋水

天月小学校に通う小学2年生。
野菊の家の隣に住んでいる。野菊とは三歳からの付き合い。つまりは野菊が零歳児の時から面倒を見たりしている。しっかり者。
だが蘭菊等ちょっとアホい奴を弄るのが好きな様子。本人達には相当迷惑な子。

凪風

天月小学校に通う小学2年生。
野菊の家の前に住んでいる。3年前に越してきたばかり。
家が近い秋水とは直ぐに仲良くなった。つられるようにして蘭菊とも仲良くなる。
越してきて暫く、秋水が凪風を家に呼んだ時、たまたま家にお邪魔していた野菊と出会った。

清水

天月高校に通う高校一年生。
ちなみに学校では女子に王子様と呼ばれている。男子からは裏で『魔王様』と崇拝されている。え、魔王様なのに崇拝?…気にしてはいけない。
野菊の事は野菊が0歳の頃から知っていて、学校が終わる度に野菊の家に訪問している。そして野菊の父からは『悪い虫1号』と認識されている。

羅紋

天月高校に通う高校三年生。
学校では清水とは若干属性が違い、アイドル的存在である。
剣道部の後輩で御近所な清水とは幼馴染みで仲が良い。高校の先輩であった宇治野とは、たまに街へ遊びに行く仲である。野菊の事は彼女が0歳の頃から知っている。清水に続いて『悪い虫2号』の称号を野菊父から与えられている。

宇治野

日本吉原大学に通う大学二年生。高校の後輩で御近所さんの清水や羅紋とは良く遊ぶ仲。
日本の歴史や和歌が好きで、それについての研究や勉強をしている。優しい性格で話し方も丁寧なのだが、大学では『帝王』とか中二病な渾名で密かに呼ばれている。女子には勿論大人気。
野菊の父の経営している居酒屋でバイトしている為、たまに職場に連れて来られた野菊を猫可愛がりしている。近所に住んでいると知ってからは、野菊父の信頼もある為たまに訪問し、夜ご飯を一緒に食べたりしている。また、アパートの隣のチビちゃん(蘭菊)ともご飯を食べる事も。

十義

天月高校の体育教師。
宇治野と一緒のアパートに住んでいる。
高校では女子生徒から人気があり、清水と羅紋に負けずとも劣らない。

おやじさま

野菊の父。
妻を亡くし、男手一つで野菊を育てている。
居酒屋『花魁』を経営しており、朝の野菊のバスのお見送りが終わったらお店に直行している。野菊を一人に出来ない為居酒屋なのに夕方には家に帰ると言う、子を愛するお父さん。
でもどうしても抜けられない時は、野菊を連れて仕事場に戻ったり、大変不本意だが近所に住む清水に子守りを任せる事がある。不本意だが。
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