短編
□1st.お前なんか
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『...っ、ふ...っ、はぁっ』
腕が痛い。
縛られてるからか、足首も痛い。
「...まだ観念しないの...?」
まるで呆れたように、陽人は言う
「いい加減諦めたら?言っちゃいなよ、イきたいって」
『...っだれが、言うか...っ!』
「...はぁ、あっそ」
陽人はまた、さっきまでと同じように本を読み始めた
本を持った左手、そして右手には
俺のナカに入ってる、バイブのリモコン。
「...んじゃ、どうやったら観念するかなぁ?」ニヤッ
意地悪そうな笑みを浮かべてから、陽人の手は動いた。
バチンッ
『ぁ、んぁっ、ひぁんっ、ゃ...っ!』
「...これでも、喘ぐだけか...んじゃ、もっと興奮してみよっか」
そう言って、陽人がビニール袋から取り出したモノは。
猿ぐつわと、...何かの液体が入った瓶...みたいなもの。
『...ゃだっ、やだ!やめ...んっ、んーーっ!』
猿ぐつわを付けられ、謎の液体を猿轡のまま口に入れられる
鼻をつままれ、液体が口の中を流れてゆく
『ぁ..んっ、ふぁ...んっ、』
「...熱い?カラダ」
こく、と頷く
「そりゃそーだよ、だって媚薬だもん♪」
『...っ、はぅ、ひへ...っ』
「何言ってるか分かんないし。もっとちゃんと喋れ」
陽人は完全に読書をやめて、俺のナカに入ったバイブを抜いた。
「うっわー、ぐっちゃぐちゃだよ。何、感じてないフリしてめちゃくちゃ感じてたんじゃん」
バイブを抜いて、代わりに入ってきたのは。
『ひっぅ...!?』
陽人の、細くて長い指だった。
バイブより、全然感じる。
『んっん、んぁうっ、ひぅうっ!』
「...そろそろ観念した?ほら、」
猿轡が外される
「何か言う事、あるでしょ?」ニッコリ
お前なんか、大嫌いだ。
そう言ってやりたいのに
俺の身体は、確実に
陽人を求めてた。
『...イカせて、くだひゃぃ...っ...この、丸いやつ、外してください...っ』
「...よく出来ました♪」
『っひぁ!ん、んゃぁっ!そこ、そこだめぇっ、!』
「何で?気持ちいいでしょ?」
『あっぅ、はぁ...っ、んぁ!』
「...っあー、もー駄目。イく」
思い切り、奥を突かれる
『ひぁっ...ぁぁぁぁあっっ!!』
「んっ...」
『っぁ、あつぃ、ぁつ...よぉ...』
「...っはー...出した出した」
『...』
「...あれ?気絶した...?タイミングおかしいなぁw」
「...また、いっぱい虐めてあげるね。伶斗♪」