短編
□3rd.おめでとう
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『...』
「...どうしたんだよ、朝から。何?」
『...なんでもない』
...今日は、陽人の誕生日。
だから、朝からずっとプレゼントを考えてる
どうしよう...
「...なんなんだよ、マジ。腹立つんだけど」
『...だから!今日は、...その...お前の誕生日だろ?...』
「...は?」
『...だから、何にしようか迷ってんだよ。プレゼント』
「...お前、バカなのか?」
『なっ!?』
反論しようとすると。
唇に、柔らかい感触。
『んっ...』
ぬるっとしたものが、唇を割って入ってくる
『...っ、は、ん...っ...っん、...っはぁっ』
ぱ、と口を離す。
銀の糸が俺らを繋ぐ
陽人は元々キスが上手く、ヤるときはほんと...脱帽。
「...伶斗、お前ほんとエロい顔出来るようになったね」
『...っうる、せ...』
「俺が欲しいのは、伶斗だけだからさ。プレゼントとか考えなくていいよ」
『...え...//』
「んじゃ、貰っていいんだよね?」ニヤッ
『...っ///』
『ぁっあ、はぁっ!ゃだっ、ぁ、そこっ、やだっ!』
「嘘付けよっ...」
『ぁ...っ、あぁっ!』
「ん、伶斗。こっち向いて」
『んっ、んんっ...ふぁ、ん...っ』
舌を絡ませる
『あ、ん...っ、へぁ...っ』
「あは、めっちゃエロい顔してるー♡」
陽人の指が俺の口に入れられる
『っは、ふぁ、ん...っ』
陽人の指に唾液を絡ませる
「...っは、...出すよ...?」
『...っ、ぅん...っ!』
お腹の中に熱いモノが出される。
それと同時に、俺も吐き出す
『...っは、...陽人...』
「...んー...?」
『...誕生日、おめでと///』
恥ずかしくて、顔を逸らす
「...は、ははっ...」
『っな、何だよ!...んっ』
浅いキスをする
「...ありがと、大好き」
『...俺もだよ、バカ///』ボソッ