秘密の部屋
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「夜中に生徒を呼び出すのはどうかと思うのですがね。
アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア校長先生」
赤と金の羽根に彩られた鳥によって呼び出された二人は
隠し穴を通り、指示を受けたガーゴイル像の前まで来た。
ガーゴイルの前にはスネイプが立っており、二人が到着すると何事かを呟いた。
「ついてきたまえ」
二人は顔を見合わせると、スネイプの後を追ってガーゴイルの後ろから現れた螺旋階段を上った。
スネイプが扉を叩くと、音もなく扉は開いた。
「俺、久しぶりにMr.を教師だと思えたよ」
「くだらない事を言っていると、
減点にロックハート付きの罰則を与えてやろう」
したり顔で笑うスネイプにアルフレッドはうぇ、と舌を出して見せた。
「これ、セブルス。あまりいじめてはいかんよ」
校長室のドアが開くと、アルフレッドの肩に止まっていた鳥がひらりと舞い、
ダンブルドアの肩に止まった。
「夜中に生徒を呼び出すのはどうかと思うのですがね。
アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア校長先生」
皮肉たっぷりな笑顔でリオーネが笑うと
ダンブルドアは気にした様子もなくイスを用意した。
「さて、単刀直入に聞かせてもらうがのう。
先日のミセス・ノリスの一件で君たち関わりが実しやかに噂されておる。
その真相について聞きたいのじゃ」
「特に話す事はない」
リオーネが口を開くよりも早くアルフレッドは切って捨てた。
驚愕に目を見開くダンブルドアをアルフレッドが鼻で笑うと
後ろからスネイプに引っ叩かれた。
「情報が少なすぎる。俺たちから話せる事は何もない」