守りましょう

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”あなたはとても素晴らしい家に生まれたのですよ。”

幼い頃からの母の口癖だった。

朝早く家を出ていき、夜遅くに帰ってくる。
休みなどまるでない。
まさに仕事人間の父は、そんな母に嫌気がさしたのではないかと
そう思ってしまうほど家に寄り付かなかった。

ホグワーツ入学…
それによって自分の何が変わるとも思っていなかった。
それ故に大いに楽しめた。

今でも後悔はあるが、

私は少しだけ我儘に生きてみたいと思ってしまったよ。
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