彼岸の鬼

□木舌と仕事
1ページ/7ページ

「すみませんでした」
『宜しい』

翌日、昨日テンパって早とちりした木舌に改めて説明をした。今日は木舌と任務。廃病院での怪異を鎮めろというものだ。

『今後このような事の無いように善処したまえ、木舌君』
「分かりました、頭堂先生」

こんな感じで廃病院へと向かう。潰れたならさっさと取り壊せばいいものを、人間は心霊スポットだの何だのと面白がって置いておく。だから怪異が居着くのだ。

『莫迦だろ』
「まあまあ、落ち着いて」

木舌に当たらないようにぶんぶんと大槍を振り回す

「調子は?」
『良好』
「そっか」
『んじゃ、さっさと終わらそうか木舌君』
「そうですね」

いざ参らん。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ