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□願うのは君と共に、
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「聞いていますか、クレハ。今日は客がいらっしゃるのですよ。」


リサリサさんの声でハッとする。
美しく長い髪を靡かせて、確かに私にそう仰った。

こんな状態で客を持て成すのは少々不安だ。
お菓子でも作りましょう、とスージーQが微笑むもんだから、私も大いに喜んでそれに乗った。
折角こんなところまで来てくれたんだ。
たかが夢如きでクヨクヨしてはいられない。



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