生存院へ導く

□6.初陣
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海は静かだった。
海底で一体全体何が起こっているのか、知るよしもない私達は、船の上からジーっと海面を覗き込んでいた。


いくらの承太郎といえども、水中で息を止めていられるのは多く見積もって2分だろう。

しかも相手のスタンドは、水の中で力を発揮できるスタンド。
その上、星の白金はフジツボによってダメージを受けている。
ただでさえ不利な状況だ。
いくらアンちゃんを助けることができても、私のせいで承太郎が危険な目に遭うなら元も子もない。

「…承太郎をなんとかして助けましょう!私のことは戦いが終わってから責めてくださいッ!」
ここで私のせいだ、とクヨクヨしている暇は0.1秒もない。
後でこっ酷くみんなに怒られるとしよう。






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