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□love is blind
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「友達だったら、付き合ってるなんて言ってくれてもよかったでしょ?」

と号泣されたのを思い出す。
言うも何も、自分から嬉しがって言うのも鬱陶しい気がするのだが、という考えを呑み込む。
仗助からのこの盲目的な愛に溺れ、同時に周りが見えていなかったことご、今の現状の理由。


嫉妬心が誰よりも強いのは自分でも分かっている。
誰にもこの笑顔を渡したくなんてない。



恋は盲目。と偉い人は良い形容の仕方を後世に残したものだ。
好きになれば周りのことなんか構ってられないし、醒めた時に突きつけられる現実なんて恐怖以外の何者でもない。


love is blind


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