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□相身互い身
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しかし、幽波紋使いと言うとんでもない境遇の元に生まれた私と空条承太郎であっても、そう簡単に打ち解けあえるとは限らない。
銘々の性格が一捻りも二捻りもひん曲がっているおかげで、直ぐに同情心など湧いてくるはずもない。
だが、運命というものは個人の感情だけでなんとか出来るわけでもなく、仕方なくといえば語弊があるが、一緒に過ごすことが日々少しずつ増える一方である。
別に嫌いだと言うわけではない。むしろ、つかず離れずなこの関係は案外いいかもしれない。
そんな事を考えているせいか、眠気を誘う先生の話はいつも以上に耳に入らなかった。
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