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□相身互い身
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しばしの沈黙が流れた後、ふっ、と空条の方から小さく笑う声が聞こえた。


「俺と付き合っている、という噂は不快か?」

突然の問に、私は答えを見失う。
空条の耳にも入っていたんだ、と腑抜けたことを考えているうちに、椅子に腰掛けた空条が私を見上げるように口を開いた。


「答える気がないか?」

「そういう訳ではない…けども…!」

まさかこんな話をするために授業を抜け出そうとしていたのか?と聞き返したくなったが、その言葉をグッと飲み込む。

深い溜息をついたあと、
「事実と異なる噂に、好感を持てる奴がいるか」
とぶっきらぼうに返答する。

そうだな。と同じような素っ気ない態度で返され、そのまま目が合うこともなく、胸ポケットからなれたように煙草を取り出した。




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