転生の扉

□2話
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~オアシスの宿にて~


???「おい!大丈夫か!?」


煩いなぁ、そんなに揺さぶんなよ…


???「ロイド!そんなに揺さぶったらダメだよ!どこか怪我してるかもしれないじゃん!」
ロ「けどよ〜、ジーニアス。先生が怪我は無いって言ってたじゃんか。何時までもここに置いておくわけにはいかないだろ?」
ジ「それはそうだけど…」
『…ん、うるせぇ…。少し静かにしてくれ』
ロ•ジ「!?」


あまりにもうるさいので目を開けると赤い奴とちっこい奴が俺を見ていた


…誰だ?


ジ「僕、姉さん呼んでくる!」
ロ「分かった!」


ちっこい奴が慌てて何処かへ走っていった。てか、ここどこだよ


ロ「おい、お前大丈夫か?あんな所で倒れて何かあったのか?」
『(転生の事言っても分かんねぇよな。ここは適当に話作って話を進めるか…)いや、なんつーか。今起きたばっかで何がなんだか。ここどこ?てか、キミ誰?』


キョロキョロと周りを見渡しながら答える


ロ「人に名前を聞く時は自分から名乗れよな」


あ?コイツ何様だよ


まぁ、情報は必要だから我慢するしかないか


『それはすまないね。俺は優騎。これでいい?』


ちなみに名前は親が息子が産まれたらこの名前(漢字)にすると決めていたものを拝借した。名前自体は変わらないから俺も楽だし


しかも、龍によるともう俺は男になってるらしいからな


…後で、確認しよ…


ロ「俺はロイド•アーヴィングだ。よろしく!ちなみにさっき一緒にいたのはジーニアスだ。そして、ここは旧トリエット遺跡に向う途中のオアシス。お前、砂漠のど真ん中で倒れてたんだぞ。覚えてないのか?」


なるほど、ここは砂漠か。つまりロイドは俺の命の恩人ってことか


あの馬鹿龍、もっとマシな所に送れよ…


『それはすまない、助かった。実は俺、当ても無くフラフラと1人で旅をしていてこの暑さにやられた上に迷ってさ。この有り様なわけだ』
ロ「そうだったのか。それは大変だったな。とりあえず今ジーニアスが皆呼んでるから待ってくれ」


ふむ、皆と言うことは先程姉さんと呼んでいたからおそらくジーニアスの姉、そして姉以外にも仲間がいるみたいだな


ここから俺の第二の人生が始まるのか
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