菖蒲の物語〜獄都事変〜

□お祭り
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今日は、現世でお祭りをやっているらしい。
せっかくだから、斬島とデートしようと思って現世に来た。なのに…
「なんで、平腹と田噛までいるの?」
そう、何故か平腹と田噛も来ていた。
まぁ、平腹と田噛は付き合っているので、心配は無いんだけど、斬島とのデートが…
「あっ、なあなあ
  Wデートってやつしようぜ」
「「???」」
あっ、斬島と田噛の頭上に?が…
「Wデートは、二組のカップルが一緒にデートすることだよ」
俺が説明すると、照れたみたいで二人とも顔が紅くなった。
俺の斬島本当に可愛い。
「照れてんのか?
 可愛i…「黙れっ!!」ぎゃあっ」
はぁ、この二人は……頼むから現世で流血沙汰は勘弁してほしい。
「いつまでも、此処に居ては邪魔になる。一度移動しよう」
斬島に言われて周りを見ると、なるほど、確かに人間が増えている。男女問わずに、斬島と田噛に熱い視線を送った奴らに平腹と、睨みを返すことにした。田噛は分からないけど、斬島は無意識に色っぽいから…可愛いんだけど俺の前だけにしてほしいよ。
「なあなあどうする?なんか食う?」
「そうだね…少しまわろっか」  
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