菖蒲の物語〜獄都事変〜

□替え歌始めました
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元ネタ【家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。】

佐斬

ドアを開けたら斬島が倒れてる
背中に突き刺さるカナキリ
床は血まみれ
生者が見たら気絶するかも知れない

俺が落ち着いて
「今日のは掃除が大変そうだ」
と笑うと
斬島はうつ伏せのまま満足そうに
少しだけ笑ってた 

部屋に帰ると斬島が必ず死んだふりをしています。
明日はどんな死に方をしているのか
予想すらできない

ある日は頭にツルハシが刺さってたり
軍服で銃抱えてたり
鳳凰の着ぐるみが死んでたときは
どうしたら良いのか悩んだ

後片付けも結構大変で
床の血糊を洗ったり
矢が刺さったまま報告書書くのは
勘弁して欲しい

部屋に帰ると斬島が必ず死んだふりをしています。
ちょっとホメると悪化に乗るから
できるだけスルーで

付き合う前は忙しくても
彼に会うだけで楽しかった
徹夜で当てもなく歩いて
海見に行ったりしたのに

付き合った直後亡者が多くなり
仕事がとてもきつくなった
遠く一人で任務してた斬島の気持ちを
考えていなかった

部屋に帰ると斬島が必ず死んだふりをしてるのは
あの頃の二人に戻りたいからか
俺には分からない

部屋に帰った俺を待ってる 斬島の演技見ることが
俺ら二人の愛の形ならば
それはそれでありだろう

部屋に帰ると斬島が必ず死んだふりをしています。
今日はどんな死に方をしているのか
期待して開けるドア
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