刀剣乱舞〜掃除屋奮起劇〜

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う〜ん、なにこの部屋。足枷しかない部屋なんだけど。よく、解らない。



「この部屋に用があるんですか?」
「いえ、気になっただけですよ。なんの部屋なのかをね。」




「ここには、囚われていたんですよ。鳥がね。その鳥は、仲間が助けてくれたんですよ。空を飛ぶ事を忘れた鳥は、飛べるんでしょうかね?」
「飛べるんじゃない。仲間が教えてくれるんだから。その、仲間すらいない鳥には、わからない物なんだろえけど。」





そう、仲間がいるならわかる。仲間が教えてくれる。仲間の真似をする。そしたら、いつの間にか飛べている。仲間すらいない子は、空に憧れる。自由に憧れる。ただ、憧れているだけしか出来ないから。憧れることしか許されていないから。



「そうですか。それでは。」








「何してるの?じじいに、一期一振盗み聞き?趣味が悪いね。」
「まぁ、良いではないか。それよりも、さっきのは、どういう意味なのか、知りたいんじゃが。」
「そのままの意味ですよ。仲間すらいない子は、飛べない。仲間がいるなら飛べる。それだけ。」
「じじいには、難しくて良くわかはない。」
「そう。」








三日月side
一人で要られる。そういう子なのか。長生きしてるから、人間のことについては知っているつもりなんだが、わかりずらいの。




「石切丸、主を、どう思う?」
「珍しいな。直接的に聞くなんて。」
「回りくどいのは苦手なんじゃよ。」
「そうだね、いい子だと思うよ。皆の手入れもして、この本丸を上手く運営してると思うよ。」





「だとしても、俺は、納得いかねー。」
「ん?兼さんか。」
「おい、三日月の旦那。勝手にそれで呼ぶな。」
「名前を覚えてなくてなぁ。それで、どうしてか知りたいのう。」
「なんか嫌だな。人生を諦めた感じが。まるで、死にたいと思ってる感じが嫌だな。」
「死にたいと、か。」







たしかに、死にたいと思っている感じは、するが何故なのかを教えては、くれないしな。







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更新遅くてスミマセン!!
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