銀魂 ( 沖田受け)

□純潔を散らせたように
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挿れたときみたいに無理やりねじ込めばいいか 。







「 うあぁあああっ!!! 」



悲痛な総悟の声はもはや悲鳴だった。






今までこいつの全てが愛おしく、欲情していたはずの俺はもはやこの獣じみた悲鳴にしか興奮できなくなっていた 。






「 っうぅ…! いだいっ……」








この程度で痛いだなんて本当にこいつは俺をイラつかせる奴だ。









「 ひ、じかた、さん…っ…うぅ…! おれ、に…あやま…て ほし、んですか…ぃ っ? ゔあぁっ…だ、って…ひじ、かたさが…こんな、こ と … っ! 」





ああ、まだ謝れば済むと思っているようだ。


俺はこんなにも信じられていたんだな。






総悟は 今まで何やかんやで最後は自分を甘やかしてくれる大切な恋人を失った。





もう今までの俺ではないのだから。










結合部位が出血しているのを見て処女喪失のようだ 、


と最初に思ったが


これじゃ本当に今まで大切にしてきた純潔を散らし、男の本性を知る女みてえだな。














もうこいつを許して甘やかす言葉は底を尽きた。


「 謝罪なんて求めてねえよ。俺もうお前の事オナホ程度にしか思えねぇみたいだから 。」











その時総悟はやっと大粒の涙を零し、
泣いた 。






ふとシーツに目をやると血液が垂れて赤い花びらのようにシーツに滲んでいた。












本当に大切ななものを失ってしまったのはどっちなのだろうか 。







end*
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