0615×1122小説
□僕の目を見て2
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相変わらず、俺のジフンはかわいい。
なーんて言ったらぶん殴られそうだからここだけにしとくけど、ほんとにほんとにかわいい。世界一かわいい。宇宙一かわいい。
「ホシ、きも〜」
「え、今の口に出てた?」
ジュンの言葉で我に返る。
ウォヌは不憫そうな目で俺を見ている。
「ウジか登校する前で良かったな…」
「ウジがいたらボッコボコだったねー」
「俺がなんだって?」
教室の窓からひょっこり現れるピンク頭。
「ジフナーーーーー!!!」
「うるさっ…」
朝の抱擁を交わす(一方的)と、ジフンはうざったそうな顔をするけど嫌がらない。
洗顔料の匂いとか、ワックスの匂いとか…朝のジフンの匂い…
すんすん鼻を鳴らしていると、キモい、と頭を押される。
「あっあの、ホシくん!」
「ん?!」
たしか…隣のクラスの女子??
「あの…えっと、今日の放課後…用事ある?」
「え、ジフンと帰るけど」
んな約束してねーよ!って言うジフンの頭をよしよし撫でる。
「すぐ、終わるから…ちょっとだけ話したいことあるの!じゃ、この教室で待ってるからっ!」
それだけ言うと、ぱたぱたと教室を出て行く。
え、また告白?俺にはジフンがいるのに?
「なぁ?!ジフナ!?」
「…うるっせー」
「…あいつ、あんなんになったのになんで未だにモテるんだろ…」
「まぁまぁ元気だしなよ〜ウォヌだってどっか別の星に行けばモテるよ」
「…お前に言われたくない」
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