0615×1122小説
□僕の目を見て3
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胸の飾りにそっと指を押し当てると、ぴくっと身を固くする。
「んひっ…はあ、」
「ジフナ…ここも感じるの?」
爪で引っ掻くように弄ると、女の子みたいな声で鳴くジフン。自分でも恥ずかしかったのか、慌てて口を押さえてる。
「っそれ…だめ…」
「そんなにイイんだ…?」
「ちが…っ」
「直接触ったらどうなっちゃうのかなぁ…」
ジフンのワイシャツのボタンに手をかけた、その時。
「あ…お、お風呂っ…借りても…?!」
突然立ち上がってそう言うジフン。
………がーーーん。せっかく楽しかったのに!何?!照れ隠し?!
「…う、うん。シャワーだけでいいならすぐ入れるけど……あっ!パジャマ俺の服でいい…?」
「ありがと…その、ごめん…」
ごめん…
ごめん、か。ちょっと焦りすぎたかな。先のこといろいろ考えすぎ…
はぁ。バカだなぁ俺…
学校でのこともそうだけど、ジフンのこと大切にするって思ってるのにいっつも余裕なくて。
風呂場から聞こえてくるシャワーの音。う…気になる。見たい…
はぁ、こういう気持ちがダメなんだろうけど…
30分くらいして、風呂場から上がる音がする。よし、俺もちゃっちゃと入って…寝なきゃ…寝れるかな…
「パジャマありがと…」
「(サイズ合ってねえクッソかわいい)どういたしまして…!」
ジフンの頭から湯気たってるの、かわいい…ていうかお風呂上がりのジフンまじ…天使……ちゅーしたい……
…は!だめだめ。今なんかしたら絶対ジフンに引かれる…!我慢だ…!
「じゃ、俺も入るから!眠かったらベッドで寝てていいから!!」
「ん、わかった」
後ろ髪をぐいぐい引かれるけど、ここは男らしく…!でもちょっと寝ないで待っててくれることを期待しつつ…!
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