俺得オリジナル小説まとめ

□古の女王、ここに在り
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女王カルネージ。
この辺りに住むものであれば誰もが知っているだろう。
何千年も昔にこの地をおさめていた女王。
それでいて、人々に封印されたあわれな者。
これは、そんな昔話の延長線。



「ライル!早く来ないと置いてくぞ!」

「ま、待ってよメイ!」

森への入り口へと向かおうとする二人。
そして、その背中についていく少年、エスト。
彼らはかつてここの奥深くに暮らしていた民の末裔。
女王カルネージによって支配されていた民族の末裔。
今、この森では魔術師、『ディメント』を捕まえるためにたくさんの軍人がいる。
彼ら3人のうち、紅一点の少女…メイはここらでは有名な呪術師。
そして残る二人はメイの護衛。

わけあってとある学者に呼ばれた彼らは、はたまたわけあって軍人に協力することとなったのだ。

……そして、その数時間後。
一人の可憐な少女、セリカと軍人のいるところへと到着した。
その頃、辺りは日が暮れて夜になろうとしていた。
ちなみにセリカはその学者の娘。
彼女は学者である父親の頼みのもと、自分の代わりに軍人たちを道案内してほしい、と頼まれているそうだ。
メイ達と共に行動する軍人二人がメイ達を軍人が普段寝泊まりしている屋敷の一室に案内した。
一人は女性で、彼女の名はレイ。そして、もう一人の男性の名はハルシオというらしい。

ハルシオ「ここから先はこんなにゆっくりできるとは思わないでくれ。…わかったか?」

メイ達3人とセリカはコクンと頷いた。
それを確認すると二人の軍人は去っていった。

……それから数日後。
ハルシオ、レイの二人とも世間話が出来る程度よりもいつの間にか仲良くなっていたある日のこと。
四人と二人の目の前に見たこともないような謎の魔物が姿をあらわにした。

なんとか勝てた。
誰一人欠けずに……

と、思っているといつの間にかメイ、セリカ、レイの3人がいなくなっていた。
先程聞こえた何かの羽の音。
もしかしたら、その羽の音の主が3人を連れ去ったのかも知れない。
残された男3人は彼女らを探すことにした。







残された3人が探していた頃。
連れ去られた3人が目を覚ました。
そこは、古くからありそうな神殿のような場所であった。
メイが体を動かそうとしたとき、
何か呪縛のようなものによって十字架に縛られていることがわかった。

メイ「ちょっと、何なのよこれ!」

メイとセリカが必死にじたばたとする。
しかし、それでも呪縛は解けそうにない。

そんな中、一人の男が姿を表した……
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