いつもいっしょ

□おでかけ〜幼稚園〜
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呼び出された母たちは怒りながらやって来た。

「も〜今、良いとこだったのよ?」
「買えば良いじゃん。」
「いっぱいあるの。」
「なるほど。買ってもらいたい服があんだけどさ?」
「なによ。」

凜太は後ろを振り返って笑いながら言った。

「ゆう馬、おいで!」

ゆう馬は、ぴょんと服の間から出てきた。その瞬間、親たちは叫んだ。

凜太は、ゆう馬の腰を抱き寄せた。

「な、良いだろ?」
「失神しそう...なんて可愛いの!!ね?」
「えぇ。ゆう馬に見えない...ゆう馬、ずっとそれでいなさい。」
「う、うん//凜太が好きって言ってくれたからこのままにするよ。」
「好き?!あんた好きって言ったの??どっちの意味なの?!」
「だ、だって可愛すぎじゃん。俺、ゆう馬のこと親友にしたいって思って!」
「そ、そっち?」
「凜太は、女の子の格好が似合うから好きって言ってくれたんですよ?」
「な、なんだ。期待しちゃったじゃない。さ、買いましょ。」
「ありがとうございます。」

ゆう馬はにっこりと微笑んだ。
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