長編 『 お隣さん。 』

□お隣さん。3
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「ほんっと可愛いの!」

「しつけぇよ!わかったから!」

「ほんと光にも見て欲しい!まじ可愛い!」

俺は今居酒屋で熱弁中。

相手は大学の同級生、八乙女光。
こいつは俺の秘密を知っている数少ない親友である。

そしてその秘密とは、


俺がゲイであること。


やっぱり、男が好きですってそう簡単に言えることじゃないんだよね。

おかしいとか、気持ち悪いって思う人も世の中にはいるでしょ?

こいつには言えるって信じて勇気を出して打ち明けたとき光は

「相手が同性だとしても、誰か1人を真っ直ぐに愛せるお前を気持ち悪いなんて思わねぇよ。俺は絶対応援する」

と真剣に言ってくれた。

あの時は本当に嬉しかったよ。
光にはまじで感謝してる。

だから今こうして自信を持って恋愛できてるわけで…
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