長編 『 お隣さん。 』
□お隣さん。5
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夕方の6時半過ぎ。
呼び出しのチャイムが鳴る。
「ごめん、ちょっと来るの早すぎた笑。準備終わってる?」
目の前にはいつものスウェットとは違う、大人っぽい雰囲気の伊野尾さん。
「はい!もう出れます!」
「よし、じゃあ行こっか」
2人で並んで歩き出した。
連れてきてくれたのは、伊野尾さん行きつけの和食屋さん。
各テーブルが個室になってて、居心地がいいそう。
あとここのお米がすごくおいしいと絶賛していた。
俺はお米なんてどれも一緒だと思っていたけど、食べてみると全然違うことにびっくり!!
それにテンションが上がって伊野尾さんも嬉しそうに笑う。
「あー!うまかったー!」
「よかった。喜んでくれて」
大学の話やら伊野尾さんのバイトの話で結構盛り上がって食事は終わった。