長編 『 お隣さん。 』

□お隣さん。3
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そう、実は今気になる人がいる。

俺が、可愛い可愛い連呼している相手。

それはお隣に住んでる、有岡くん。

ちゃんと話した回数は少ないけど、この前俺んちでご飯を食べたときは結構仲良くなれたと思う。

有岡くんも最初は緊張してたけど、最後のほうは楽しそうに笑ってたし?

というか、その笑ったときのくしゃっとした顔がたまらない!!

あどけない無邪気な感じ…

あれにはずっとキュンキュンしてた。

とにかく、有岡くんが可愛くて仕方がない。

それを今熱く語らせてもらっている。


「でもまあ、いのちゃんに出会いがあってよかったよ。この前まで出会いがねぇ出会いがねぇってうるさかったから笑」

「ははっ、ごめんごめん笑」

そういえばそんなこと言ってたかな笑

「でもさ、その有岡くんって子…えっと……ノ、ノンケでしょ?」

光が少し声のボリュームを抑える。
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