HQ＆WT時々other
□ポエムと想い
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・ポエム
「私の好きな人」
同じクラスの人
「私の好きな人」
オレンジの髪の人
「私の好きな人」
隣の列の３つ前の席の人
「私の好きな人」
日向
「ねぇ泉さん」
今、私に話しかけてる・・・
って
リンゴ
「うわっ！」
驚きで想いをつづっていた紙を
勢いよく裏返したと同時に
日向くんの体は小さく跳ねた。
日向
「どうしたの？大丈夫？」
リンゴ
「うん、大丈夫。
ごめん、大きな声だして！
ちょっとビックリしちゃって。
で何か用事？」
今まで見てるだけで
ほとんど話したこと無いのに
普通に返答してる自分が怖い。
しかも、心臓の音うるさすぎ！
日向
「あのさ、勉強教えてくれない？
俺、頭悪くて。
泉さんいつも成績上位だし
面倒じゃ無かったらお願いします！」
机に頭をぶつける勢いで
頭を下げてきた。
もちろん断る理由はない。
リンゴ
「・・・良いよ。」
ちょうどチャイムが鳴り
日向くんは満面の笑みで
日向
「ありがとう！」
と言い残し自分の席に戻っていった。
ドキドキとワクワクの混ざった
気持を周りにばれない様に
胸にしまい想いをつづった紙を
教科書やノートと一緒にしまった。