SAYAMILKY

□口移しのチョコレート(裏)
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美優紀side







2月13日。
彩ちゃんのために徹夜でバレンタインチョコレートを作った。

ほんまは彩ちゃんにすごいって言ってもらいたいから、ガトーショコラとかフォンダンショコラとか、、豪華なものを作ろうと思ったけど、



やっぱり生チョコを作ることにした。





その方が一緒に食べやすいよな……なんて考えて。




そして2月14日。


今日は彩ちゃんとホテル相部屋やから、先に仕事が終わった私はホテルで彩ちゃんの帰りを待つ。


もう仕事は終わったのに、
彩ちゃんに見てもらうために髪型とかメイクを直したりする。

はぁ…
今日は彩ちゃん遅いんやな……


徹夜したせいか、だんだん睡魔が襲ってきた。


あかん…せっかく髪もメイクも直したのに。




いつのまにか私は眠ってしまっていた。








起きてもまだ彩ちゃんは帰っていなかった。

もう1回髪とメイクを直して彩ちゃんを待つ。




彩ちゃん…はやく帰ってきてな?




彩ちゃんが私のチョコレート食べて喜んでる顔を想像する。
それだけで寂しさも和らいで自然と笑顔になってしまう。



ほんまに…どんだけ私彩ちゃんのこと好きやねん…






ガチャッ




ドアの開く音がした。


振り返ると、疲れた様子の彩ちゃんが入ってきた。
彩ちゃんの姿を見るとちょっとだけ涙が出そうになった
。数時間会えなかっただけでも泣きそうになるやなんて…




「彩ちゃんっ…!おかえり。」




私は彩ちゃんの元に駆け寄って抱きしめた。

彩ちゃんも私の背中に手を回す。




「美優紀…遅くなってごめんな?待っててくれたん?」




かすれた声で耳元で囁かれる。
それだけでキュンとして顔が赤くなる。




「うんっ…私な、彩ちゃんのためにチョコレート作ってきてん。
彩ちゃんの喜ぶ顔が見たくてずっと待ってた。」


「わ〜ほんまに?めっちゃ嬉しい!疲れ吹き飛んだわ…ありがと美優紀」




彩ちゃんはクシャっとした笑顔で言う。
もう…なんでそんな可愛いねん…




「じゃあさっそくチョコ渡すから」




と、私が彩ちゃんから離れようとすると、


「…なんか離れたくないから…このままチョコ渡して…?」



なんて言ってくる。
ギュってしたままじゃ渡せへんやん!と返しつつも、さっきから私は彩ちゃんにドキドキさせられっぱなしで
…悔しい。

部屋の入り口じゃさすがにあれやから、
でもなんとなくいつもよりデレデレな彩ちゃんにもう我慢できひんくて、
彩ちゃんをベッドに座らせる。




「これやねんけど…」




と、ラッピングしたチョコを渡す。

褒めてくれるのはわかってるのに、彩ちゃんの反応が気になって
心臓の鼓動が早くなる。

笑顔で箱を開ける彩ちゃんの
白くて綺麗な指を見てるだけでも顔が熱くなる。



あかん…今日私おかしいかもしれへん。




「めっちゃ美味しそう!ありがとう〜〜美優紀〜〜」




必死に欲情と戦っている私をよそに、彩ちゃんは目の前のチョコレートに目をキラキラさせている。



私の心臓の鼓動は収まらへん。



ほんまにこいつは…
私だけこんなドキドキして……
…責任とってもらうで?





「なあ、食べていい?なあなあ」




と彩ちゃんが言ってきた。



私はもう耐えきれんくなって彩ちゃんをベッドに押し倒した。

彩ちゃんは少し顔を赤くさせて私を見つめる。


はぁ…そんな顔されたらもう抑えられへん…



「…なあ…彩ちゃん…?なんで生チョコにしたと思う…?ほんまはもっと豪華なもんも作れたんやで?」





もう少しでキスできそうな距離まで近づく。

精一杯の甘い声で、彩ちゃんの耳元で囁き、彩ちゃんの耳に息を吹きかける。



「ぇ…なんでやろ…っ…わからへん…」




と彩ちゃんが恥ずかしそうに言うから、
私は彩ちゃんが持ってる生チョコを1つ口にくわえて彩ちゃんに近づく。








なあ彩ちゃん…食べたらすぐ溶けてしまうやろ?生チョコって。…そう目で訴える。






彩ちゃんはそれを察したかのように、ゆっくり顔を近づけて生チョコを私の唇ごとくわえてきた。


…そして私の口に舌を入れてきた。




「んっ…あ…はぁっ…ぁっ…ぁん…」




彩ちゃんと私の口の中でチョコが溶ける。

あれ…こんなに甘く作った覚えないねんけど…


これあかんな…やめられへん…


お互いキスに夢中になって、
唇の柔らかさとチョコの甘さに暫く浸った。



彩ちゃんもかなり興奮しているようで、
息を切らしながら噛み付くように私にキスをしている。




「っは…ぁ…っ…みゆきっ…はぁっ」




唇を一旦離す。彩ちゃんは物足りなそうに、
私の唇についたチョコを舐めはじめた。
その綺麗で火照った顔に思わず見惚れる。




「甘いな…はぁ…みゆき…んっめっちゃ甘い…はぁ…」




私を見つめながら色っぽい顔で私の唇を舐める彩ちゃんを見てると
下がカーッと熱くなる。


なんやねん今日の彩ちゃん。

彩ちゃんもう理性飛んでるんちゃう…?
チョコにちょっとお酒入ってるからかな。

けど、私が今日は上やで…?彩ちゃん。



今度は私からキスをした。

余裕そうにキスしてるけど、ほんまはドキドキしすぎて頭がクラクラしてるし、息も切れてる。





「んっ彩ちゃん……はぁ…はぁ…寂しかってんで?…はぁ…彩ちゃんが中々帰ってこーへんからっ…はぁ…っん…んぁ」




キスしながら彩ちゃんに言う。




「ぁっ…美優紀っ…はぁっ…ごめんて…っん…
なあ、チョコ…もっとちょーだい…?」





そう彩ちゃんが言うから、私はまたチョコをくわえて彩ちゃんの唇に近づける。

彩ちゃんはそれを舌でなめる。





「んっ…ん…っ…んぅ」





なめられただけでも感じてしまって、唇が震える。
チョコを舌で彩ちゃんの口の中に入れて、溶かしながら舌を絡める。



あかん、もう体に力入らへんっ…




いつのまにか彩ちゃんはわたしの服を脱がせてブラを外していた。





「はぁ…はぁ…美優紀っ…ガマンできひん」




「っ…待って彩ちゃんっ…
今日は私が彩ちゃんを気持ちよくさしたるねんっ……んぁっ」




彩ちゃんが上になってしまった。
彩ちゃんは私の胸のてっぺんにチョコを置いて舐めはじめた。




「ぁかんっ…さやかちゃ…ん…ぁんっ」




「はぁっ…こうやって食べた方が甘いねんな…」





彩ちゃんがチョコと一緒にてっぺんばっかり舐めるから、私はそのたびに無意識にピクっと体を震わせる。




「みゆき…っ…ぉいしい…っ…はぁ…」





彩ちゃんは突起を口に含んで、中で舌を動かしたり、吸ったりする。






「はぁ…ふぅんっ…ぁ…かん…っ…んぁっ」






チョコのせいかいつもより1つ1つの行為が長い。
私はもう小さく腰を動かしている。
はやく触ってほしくて、私は彩ちゃんの手を取って自分の下に当てる。






「みゆき…?はぁっ…もうほしいん…?」



「はぁっはぁっ…はよっ…さわって…っ」





すると彩ちゃんは、



「美優紀のチョコ…全部食べ終わるまで…待ってて?」



「はぁ…そんなん待てへんっ…」




「じゃぁ…それまで私の手…使ってていいから…な?」




えっ…彩ちゃんが見てる前で…?



私は顔を赤くした。

でも……それ以上に快感を求めてしまった。






私は彩ちゃんの手を取り
下着の上から自分の下にあてて、
ゆっくり上下に擦る。




「んっ…ふぁ…ぁん…はぁっ…はぁっ…」




彩ちゃんは私の口にチョコを入れて
舌を絡めてくる。
舌の熱さでチョコはすぐに溶ける。


キスに合わせて私の手の動きも速くなる。

下着の上からじゃもの足りひんくて、彩ちゃんの手を自分の下着の中に入れ、直接そこを触った。
私の下着はもう使い物にならんくなっていた。





「美優紀?…もぉ…こんなに感じて…はぁっ」




彩ちゃんが耳元でかすれた声を出す。


その声を媚薬のように感じながら私は手を動かし続ける。






「ぁ…はぁっ…彩ちゃんのせいやんかっ…あっ…ぁん…んっ…はぁっ…」





「あ、チョコあと1個や…」






彩ちゃんは私の耳を舐めながらそう言う。




「っぁ…はよっ…はよ食べてっ…んっ」




彩ちゃんは一旦唇と手を私から離した。


そして彩ちゃんに跨っている私をさらに抱き寄せて向かい合う。

私はそれだけで興奮してしまう。






「はぁ…はぁ…彩ちゃん…」



「美優紀…舌出して」



「っ………んっ」




私は言われた通りに舌を出す。

すると彩ちゃんは私の舌の上にチョコを置いた。

もうすぐ彩ちゃんに食べられてしまうと思うと、心臓の鼓動が速くなる。






ところが、彩ちゃんはなかなかチョコを食べてくれない。
私は彩ちゃんに舌でチョコを差し出している状態で待っている。








彩ちゃんっ…はよ私のこと食べてよっ…








精一杯顔を近づける。


彩ちゃんも少し顔が赤い。だいぶお酒が回ってきたんやろか。




「これ食べ終わったらもう抑えられへんくなると思うから、一旦落ち着いとくな…。」






なんて彩ちゃんは言う。

喋れへん私は潤んだ目で彩ちゃんをじっと見つめる。




お願い…はよきて?彩ちゃん…





「ふぅ…よし。じゃぁ美優紀の最後のチョコ、もらうな?
…待たせてごめんな。」







そう言って彩ちゃんは私の舌に自分の舌を絡めてきた。

私はやっとキスしてくれたという嬉しさと興奮で頭がクラクラする。

私の舌で既に溶けかけていたチョコは、
2人の熱さで一瞬で溶けてしまった。







「あっ…んっ…はぁ、彩ちゃ…ん…っ…んぁ」







彩ちゃんは私の後頭部に手を回し、
キスに合わせて私の頭を上げ下げする。




はぁ…激しいキスやのになんでこんな優しく感じるんやろ…
彩ちゃんのキスが上手すぎて、
それに酔ってしまっている。







「はぁ…はぁっ…美優紀っ…」







彩ちゃんはキスしながら私の下着に手を入れ、そこに指を沈める。





「あっ!ん…ぁ…彩ちゃっ…はぁっ…はぁっ…」





どうしようもない刺激が私を襲う。

私は思わず彩ちゃんにしがみつく。

でも、やっと彩ちゃん自身が触ってくれた嬉しさで、

刺激が快感に変わっていく。







「美優紀…気持ちい?」





彩ちゃんは私の耳にキスしながら言う。



私の頭の中はもう快感で支配されていた。





「ふぁっ…ぁ…きもち…いいっ…あっ…彩ちゃんっ…もっと…っ」





それを聞いた彩ちゃんは出し入れする指の動きを速めた。





「美優紀っ…どう?…さっきより…はぁ…気持ちいいやろ…?」




「はぁ…ぅん…あっ…まだ…足りひんっ…んっ」




「まだほしいん…?」




私はもっと刺激を欲して、
彩ちゃんの肩に手を置いて腰を動かす。





「あっ…ぁんっ…ほしっ…はぁ…はやくっ…」



「今日の美優紀欲しがりやなぁ…」




彩ちゃんはさらに私の奥を突く。
私の1番感じる部分ばかり攻めてくる。





「あっ!ぁんっ!彩ちゃんっ…そんな…おくっ…きたら…はぁっ…イっちゃうっ…はぁっ…」





「あかん美優紀っ…もう止まらへんわ…」



「はぁっ…はぁっ…あっ…んんっ…んぁっ!」




「はぁっ…美優紀っ…」




「彩ちゃんっ…あっ…ぁんっ…も…ぁか…んっ…イっ…ちゃう…っ」




「大好き、美優紀」





そう耳元で呟かれたと同時に、私は絶頂に達した。



そんな、
チョコよりも甘い私たちの日々。

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