SAYAMILKY

□夕日に染まるものD
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こびーSide









「はぁっ………ん…………はっ………」












自慰行為に走っていた。



アントニオの服の匂いを嗅ぎながら






「はっ………ぁ…………はぁ………」






考えて考えて……
その結果がこれやった。

分かってる
こんなことしたらあかんねん…


でもな……?

もう耐えられへんねん……





また自分を抑えられんくなってた





誰もいいひんって分かってんのに

アントニオとしてる時より、恥ずかしい。


でも今更やめるなんてできひん……





撫でていただけのそこに、指を入れる。





「あっ……!………はぁっ……」





これは……私の指ちゃう……
アントニオの指や………



そう言い聞かせる。





アントニオとの
毎日の行為を思い出して、指を動かす。





「はぁっ…………はぁっ………」





身体中が熱い。

やっぱり私にはこの感覚が手放せへん……




アントニオの指が恋しい……

こんなことになるんやったら、
前の関係に戻った方がいいんちゃうかな……




私、何のために好きって伝えたんやろ
















誰かが私を見てる気がした。



顔を上げる。
朦朧としてた私の視界はぼやけていた。






そんな視界でも分かった。










「……………アントニオ………っ…」
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