Catchfly

□終宴
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「………んっ……?」
ふと意識が浮上してゆっくりと目を開けると目の前に舷の裸が見えて。
ビックリして声が出そうになったのを、何とか我慢した私は起き上がろうとしたけど、しっかりと抱き締められてたのと、スヤスヤと気持ち良さそうに寝てる舷を起こさないようにと思ったら身動きが取れずにいた。

(……睫毛、長いなー)
とか、全然関係ないことを思いながらも、段々と覚醒してきた頭は昨夜の情事を思い浮かべて私はハッとした。
(…………っ、舷そのまま……)
頭がぐちゃぐちゃになってたけど、確かに昨日ゴムが外されてたような気がして、私はいち早くシャワーを浴びたくて舷が起きるのも気にせず体を捩った。

「………んー?雍娜……?なに…」
「ゴメン、離して!早くシャワーしないと……!」
「何で……時間まだいけるだろ?」
「じゃなくて!舷…えぇっと……昨日……っ、とにかくシャワーさせて……」
「……………あぁ、…中出し気付いたのかよ……チッ、あんだけよがってたのに」
「………なっ、変なこと言わないで!」
「…ほら、行くぞ。……起こされちまった」
「ちょっ……いいってば!舷は寝てればいいじゃん!」
「お前じゃ全部掻き出せねぇよ。ちゃんと奥から出さねぇと知らねぇからな」
「…………っっ!!そもそもアンタが!…」
「ハイハイ……昨日はしゃーねぇだろうが。つか、一発で終わったことに感謝しろよ。あともちっと体力つけろ。すぐ失神しやがって。……片足上げろ」
「……うるさいっ……っんぁ………っっ…」

舷は私の文句を軽くあしらいながら浴室に連れていくと、シャワーを体全体にかけながら何の迷いもなく下半身に手を伸ばして指を膣に差し込んだ。
昨日の名残を出しているだけなのは解ってるけど、体は別の反応を示して、私は声を出すまいと唇を噛んで顔を逸らし目を瞑った。
「………んっ…っ…、っっ……」
何度も奥を抉られながら、早く終わることだけを考えてた。
「………………っ!?えっ……ヤァァっ……舷っ、何で…あっ、あっ、アァァん……!!」
スッと指が抜けた感覚にホッと息をつく暇もなく、ズンッとさっきまでとは比べ物にならない大きい塊が奥まで貫いて。
慌てて舷を押し戻そうとしたけどビクともしなくて、舷の顔を見ると不機嫌そうな顔で私を見つめていた。
「感じてんのに、声我慢してっから……ムカつく。……そういや、今日も塾だったな……今日は誘われても断って帰ってこい。いいな?」
「…やっ……、ちゃんと…帰るから…別にご飯くらい……」
「………やっぱ、俺よりアイツかよ…」
「……違っ……んぁぁっ、ちが、うぅ……や、止めちゃ……」
優しく、だけど奥でグリグリと責められてた行為がピタリと止まって、私はもどかしくて舷を締め付けた。
「約束。じゃねぇと、このまま抜くぞ」
「………あ、んん……ダメっ……抜いちゃ……」
もどかしくて、舷の腕をそっと掴みすがった。
「なら、約束できるな?」
「……ん…うん……っっ、………んんんー!あぁぁ、はぁんーーっ……!!!」
グチュ、ズチュっとゆっくりながらもピンポイントで弱いとこを責められて私はすぐに高みに昇っていった。
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