リレー 自給自足の妹生活
□いち 違うそうじゃない
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某国のとある住宅街
そこに欲望の塊と堕落の塊の象徴のような
兄弟がいた。
「ニート兄貴、妹欲しい」
「何が言いたい、あと俺はニートじゃない、自宅戦隊「それ通じるの小学生までだからな」ちくせう」
そんなことを言いつつ自室へ歩いていく。
先程妹が欲しいと言っていたこの男は加治亮太(かじりょうた)。
近くの会社に勤めており、週六日勤労で体を酷使しており、若干やつれている。
会社はいたって普通のブラックで、ノルマ到達がないと残業待ったなしであり、職場の同僚のほとんどが目が死んでいる。
「マジで明るいの事務の田島さんだけだからな!」
とまぁこんな感じで亮太は疲弊していた。今日は土曜日だがさっきも会社に行ってきた。
「つれーよー、妹ほしーよー、帰ってきたら癒してくれる妹がほしーよー」
と言いい、二時間後にタイマーをかけ仮眠の準備をする。
「あー、目が覚めなきゃいいのになー」
そして亮太は眠りについた。