リレー 自給自足の妹生活

□に 自給自足幼女生活
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田舎の朝は早い。というか早く起きないと職場へ行けない!

「おはよう未夜、今日の朝ごはんはスタミナ丼だよ!いっぱい食べて出勤初日頑張りな!」

いや、さすがに重いから!!

◆◆◆

颯爽と自転車で郵便局へ向かう。ふわっと吹きかける朝の風が心地良い。そして、こうして爽やかな気分で見る太陽も悪いものではないと感じた。

「マヤちゃんおっはー!」

「咲ちゃんおはよ」

途中でばったり会った咲ちゃんと一緒に出勤なのです!あー、女の子と一緒にとか俺が望んでたスクールライフだわ〜、なんて過去の自分を思い出し、少ししみじみと泪を流しそうになった。

◆◆◆

片道数時間も自転車となれば1時間ほどはカットできるもので、楽である。その傍らサイクリングも楽しめて割と当たりな職場へ就いたと思う。

「まだ誰もいないね」

「うん、だって始業1時間前だし」

「それもそうだったね、ははは」

こんなのが9時から5時まで続くのだと思うと少し気が遠くなるけれど、かなり給料の方もいいし文句は言わない。

後に、阿弥ちゃんと観世(かなせ)君兄妹がやって来るのはその30分後のことであった。

◆◆◆

「かなせくん、仕事内容とかって説明しなくてもいいの?」

「んー、説明したら確かに今日だけは忙しくなるけど、順を追って説明していった方が適度に暇が無くなっていいと思うんだよね。だからまあ、今日は接客の方を練習していこう!昼時になったらやめてそこからは客が来ない限りフリーってことで」

わーい、めちゃくちゃ楽じゃねぇか。

◆◆◆

結局、接客の説明を受けて、さらに美味しいご飯まで頂いて、だらだらして終わっちゃったよ。

「じゃ、帰りますか」

『おー』

片道数時間、それなりに疲れるけど帰ったら美味しいご飯♪働いた後の飯はさぞ美味かろう!急いで帰ろう!
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