Underground

□JOMANDAじゃないおJOBANDAお
2ページ/3ページ

「風刃(ウインドスラッシャー)」
「その程度の攻撃で殺れると思ったか!」
なんだ?地面の歪みと共に風圧が消え去った。どういう能力なのかわからないな、俺もラノベの主人公なみに頭のキレが良ければ雷雲、空間の歪みから連想できるんだがな。
「さや、一旦退け!」
「さやって誰に向かって言ってるの?」
「おめえだよ幼女!鞘華(さやか)!」
「そこはさや師でしょ!」
「どこのだがしかしだよどんだけこの小説終わりにしてえの!?」
「そこだッ!葛、十万ボルト!」
「クウウウズチュウウウウ!」
パートナー戻ってきてやがる
「やめろおおおおお!マジで終わっちまうからやめて!」
「圧(プレス)」
「さや、あぶねえ!」
なんで幼女のこと助けちまったんだろ、俺。危うく腕の一本吹き飛ぶところだったぞ。って、あれ、左腕が無いぞ(俺のとは一言も言っていない)?
「腕を一本圧縮されたか、気の毒だな」
よし、騙しは上手くいっている、圧縮されたのは魅島の左腕だ。食料として持ってたのが役に立つとはな。
「お前の能力は、圧力操作だな?」
「なぜそう言える?」
「雷雲を作るには気圧を、ものを圧縮するには圧力を、これほどの証拠あるか?」
「バレちったか、でもそれでもお前は俺に勝てない、俺とこの諸々葛に」
「ああ、風だからな、さっきみたいに圧縮されちまえば終わる」
俺にとどめを刺そうとしたその瞬間、地面が揺らいだ。
「なんだ!?」
「そこの変態に何をしたの?ねえ」
「んひいいいいいいい!!」
鞘華が暴走している、しかもなんか変、地形も変わってる!!あれ、これってもしかしてエレクリの中の土?そうだ、そうに違いないそうに決まっている、圧力ではこんな見事な曲線を描かない、つまり、そう、覚醒した。
「面白くなってきたな、マスター、どっか行ってろ」
「んひいいいいい!」
「グルルルルルルル、フシャァァァァ」
なんだこの猫みたいな呻き声、でもちよっとやばいかもな、地面が刺々しいから殺りにいってるぞ俺もろとも。
「甘い!」
土砂降りの雨が俺らを飲み込む。しかし、幼女だけは濡れていなかった、理由は簡単風で防いでいたからだ。
無心で戦っている中次は周り一面に雪が降り積もっていた。このままだと風邪引くから早く決着つかねえかな。そんなことを思ってたら幼女は俺を囲うように地面を歪ませ、土かまくらを作ってくれた。これなら傍観が心置きなく出来る。しかし、クズのマスターはどこだ?ガサゴソと上の方から音がする。どうした、おいまさか?
「あんたに笑顔を持ってきた」
ルーララルーラールララルーラーイェェェェェェェェイ!!ラフ・メイカーという名のダイ・メイカーが来やがった!
「さや!たのむこっちきてくれ!」
「無駄だ!させるものか、真空」
あぶねぇあと少しで肺が破裂するところだったでも、これ次無さそうだなぁそれでも俺は信じようさやが助けてくれることを。
バリバリ
間に合わなかったか
「変態!」
ほらな、助けてくれたろ?
「き、ききき、今日のところはここまでにしといてやる!」
まるで悪役の捨て台詞だな俺としたことが
「起きてよ、もう敵いないから」
「ご…めん、動こうにも動けなくて、さ…ゴフっ」
どうやら内臓をやられているゾウ。
まだこれ序盤だよな、敵二人目だよな?意識が、遠のいで…
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ