本日、奔走中。

□彼女の答え
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最初はただ自分と同じ、片親が外国人であるという共通点を持つ部下、
としか認識していなかった。


ころころと表情が変わり、ただの人懐こいやつかと思えば、現場や容疑者確保の時には榛摺(ハリズリ)色の瞳に彼女の強い正義感が宿り、強さを見せる。


榛摺の瞳に色々な光を宿す姿を何度も見ていた。


そんな彼女を無意識に目で追っていたことに気づいたのは、いつからだったか。


あぁ、そうだ。


いつだったか、誰かに上條が、


とある質問を同僚に聞かれているのを偶然立ち聞きした時だ。


彼女は、その友人は勿論、俺ですら想像出来ない答えを返したんだ。



彼女の答え
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