夢小説
□こんな日も(みるきー)
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美優紀「今から買い物行こうや!」
収録や雑誌の撮影を終え、窓の外を見ると珍しくまだ明るい。
早く帰ろうと荷物をまとめていたら、美優紀に声をかけられた。
美優紀「なぁ、早よ行かんと日暮れんで!」
早く早く!と急かす美優紀に腕を掴まれ、強引に連れ出された。
美優紀「こんな早く終わんの久しぶりやな〜♪なぁ、ご飯も行こ?」
『そうだね。それより、どこ行くの?』
美優紀「んー、特に考えてないねん笑。ただ、早く終わったから名無しとぶらぶらしたいな〜って思ってん♪」
そう言って、美優紀は腕に絡み付いてくる。
私はそれを振りほどくこともなく歩く。
正直、強引に連れ出されたため、あまり気分は乗らなかった。
そんな私の様子を気にすることなく、美優紀は「この服可愛いな〜」とか「ここのカフェ新しく出来てん!今度一緒に来ような?」とかウインドウショッピングを楽しんでいた。
美優紀「あー、たくさん歩いたからお腹空いた!うちな、行きたいご飯屋さんあんねん!」
『じゃあ、そこ行こっか』
そう言って、また歩き出す。
その時、私は気づかなかった。
悲しげな目で私を見つめる美優紀に。