夢小説

□私のヒーロー(ふぅちゃん)
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楓子side



"名無し、行けー!!"



体育館に響き渡る声。
名無しと呼ばれたその人は
ドリブルで一気にゴール下まで攻めると
綺麗なフォームでシュートを決めた。



その直後、試合終了のブザーが鳴る。



監督「よし、今日の練習はそこまで!みんなストレッチして身体をほぐしてから帰るように!」



「「「ありがとうございました!!」」」



部員1「いやー、最後のシュート良かったわ!」



部員2「ほんとほんと!お前がいれば次の試合も大丈夫だろ!笑」



『そんなことないっすよ!先輩たちのサポートのおかげですって!』



とても謙虚で...



"名無しセンパ〜イ、かっこよかったです!//"
"名無し〜、こっち向いて〜!"



『いつもありがとう、みんな気をつけて帰ってね〜(にこっ』



誰にでも優しくて...



私は、そんな名無し先輩に一目惚れした。
そして、先輩にもっと近づきたくてバスケ部のマネージャーになった。



『あ、楓子ちゃん!タオルとドリンクもらってもいいかな?』



ぼーっと見惚れていたら
声をかけられて
慌てて我に返った。



楓子「あ、すみません!ど、どうぞ!」



『ありがとう!ぼーっとしてたけど大丈夫?マネージャーも大変でしょ?何かあったら言って、いつでも手伝うから!』



タオルとドリンクを受け取ると、私の頭にぽんっと手を置いて部員たちの元へ行ってしまった。



あかん...絶対、今顔真っ赤や///
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