夢小説
□照れ屋なオオカミ(アカリン 裏)
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朱里side
朱里「名無し〜!」
"ぎゅ〜っ"
ソファーに座ってのんびりしてる名無しに思いきり抱きつく。
今日は大好きな名無しとお家デート。
たまたま2人のオフが重なって、デートすることにしたんやけど、名無しに「出掛けるのもええけど、せっかくの休みやしゆっくりせぇへん?」って言われて今に至る。
『ちょ、何なん?一旦離れて;』
朱里「えぇー、たまにはいいやん!いっつもそうやんか〜(むすっ」
『うっ、すまん...』
渋々、名無しから離れて隣に座る。
でもやっぱりくっついていたいから腕を絡ませた。
それだけで名無しの身体が強ばった。
『なぁ...』
朱里「離れへんからな」
『あー、うー...(苦笑』
それ以上は何も言ってこなかった。
ここぞとばかりに腕にぎゅっと抱きつく。
やって、仕事が一緒でも恥ずかしいからって言われて楽屋におっても名無しに触れられへんもん。
朱里「なぁ、」
"ちゅっ"
『っ、///』
あかりが頬にキスした途端、名無しの顔が真っ赤に染まった。
驚いた顔でこっちを見る。
名無しの首に手を回して距離を詰めると顔を逸らされた。
朱里「名無し、好き。めっちゃ好きやで」
名無しの耳元で好きを連呼していたら、両肩を押された。
ムッとして文句でも言ってやろうと顔を上げると、そこにはドアップの名無しの顔。
唇に残る温かくて柔らかい感触。
え、あかり今キスされた?
ポカンとしていたら、またキスされた。
朱里「え、名無し?///」
『ん?』
朱里「!///」
さっきまでの名無しはどこ行ったん?
何やねん、その余裕たっぷりな表情...。
今までどこに隠してたん?
名無しの新たな一面にドキドキする。
『悪いけど、もう私我慢の限界やから』
朱里「えっ、なに...んぅ///」
なにが?という問いかけは名無しによって塞がれた。
朱里「んっ、はぁ...ぁっ、待っ、ふっ///」
今までされたことのない深いキスにクラクラしてくる。
苦しくなってきて名無しの胸を強く押すけど、後頭部に回された手があかりをがっちりと掴んで離してくれない。
朱里「っあ、んぅ...はぁ、はぁ、名無しのアホ///」
頭がぼーっとしてきた頃、ようやく名無しは離れた。
ぐったりと名無しにもたれかかる。
名無しって意外と獣なんや///
あかん...腰抜けた///
名無しはそんなあかりを軽々とお姫様抱っこすると、耳元で
『ベッド行こうか』
と低く囁いた。
あかりは、返事の代わりに名無しの首に腕を回した。