短編

□居ないと寂しい
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今日は久々のオフ。

愛用の目覚まし時計もならないし、そーちゃんもフライパンもってこないから、好きな時間まで寝れるハズなのに何故か早く目が覚めた

二度寝しようと布団に潜りこむけど、なかなか寝れない、いつもならすぐ夢の世界へ旅立てるのに

とりあえず、喉が乾いたからリビングへ向かう

リビングにはパタパタと走り回るみっきーとコーヒーを飲んでるヤマさんがいた、他のメンバーはもう仕事に出掛けたらしい

「みっきー、おはよー」

「おう、おはよう環!珍しく早いな!」

「…うん、なんか目が覚めた」

「ほー、珍しい事もあるもんだな」

「飯は?食べるのか?」

「んー、いやなんか適当にやるから、大丈夫。それより…」

みっきーの動きが凄く気になって目で追いかける

キッチンで作っているのお粥かな?土鍋でグツグツと火加減を調整しているのかと思ったら、氷枕を作ってまたパタパタと走り出し、戻ってきてお粥の火加減を見ると今度は固く絞ったタオルを持ってまた走り出した


「ねえ、ヤマさん、誰か風邪引いた?」

「ん?あー、リクが熱出して寝てるんだ」

「え?りっくん大丈夫なの?!」


急に不安になった…
そう言われてみれば、りっくんの姿が無い、確か今日は俺と同じく休みって言ってた

いつもオフが被る時は、リビングでテレビ見ながら
「環、おはよう、今日もゆっくりだね?」
なんていいながら可愛く微笑んでくれるのに…今日はいない、だからなんか変な感じがしたんだ


「ヤマさん!コーヒー飲んでる場合じゃないよ!病院は?!」

「いや、ミツが面倒見てるし、そんなたいした熱じゃないって本人も言ってたから大丈夫だろ」

「だって、りっくん、発作が…俺も見てくる!」

「おい、タマ!お前も大人しくしてろ!」

大人しくなんてできる訳ない、りっくんになにかあったら俺…
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