Long..【cow】
□3.チリャクジュウオウ
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「へぇ〜やるじゃん。あの案をおもいつくなんて。なかなかゲスいね新人!」
「あはは・・ありがとうございます(?)」
「俺は高田。夢羽ちゃんだっけ?これから色々大変かもしんないけどヨロシクね。」
「はい!(いい人だなあ。でもどこか、水商売の匂いが・・・)」
「夢羽」
再び社長席に戻った丑嶋は新たな質問を繰り出していた。
「ここの仕事は。」
夢羽は今更声を小さくして答えた。
「金融屋さんですよね?しかも裏でやってる。」
「ピンポーン。せいかーい。おけ。お前今日からお前はうちの正式な社員な。・・あ、でも。」
抑揚のない丑嶋の声が響く。
「俗にそれを闇金という。んで?」
「え?」
「理由。」
「・・・あぁ、まずさっきの場面を見れば大体想像はつきます。あと社長や、ほかの社員さんの服装。そんなラフな格好してるところはそうそうないですからね。あー・・・あと、ここに来るときにチラッと見えた大型車ですかね。」
「ふーん・・。お前観察力凄いのな。」
「え、そうですか?・・・・しいて言うなら、真剣衰弱は強いですけど。」
「・・・・ふん。」
「はは!!お前真剣衰弱なんてどこで披露するんだよ!!」
高田(社長、とんでもないもの拾ってきたな・・・)