捧げ物

□sweetheart-uneasiness-
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めずらしく、成歩堂さんがデートに誘ってくれたのに…。
結局何も出来なくて、今は事務所で独り寂しく雑務処理をしている。

…涙でそう。


数時間前------------


「ん〜…法介は何処にいきたい?」

俺のほうに顔を向けて、ニコリ。


「えっと…………、」

考えようとして思考がとまる。

“法介”

このひと今っさらりと名前で呼んだ!!

(っっ//////)

でも、ここで反応したら俺の負けだ!

「な…成歩堂さんの、す好きなところで大丈夫です!!」

「…そう?」

で出来るだけ平静を保ってみたけど…。だめだ、心臓が五月蠅い。


「はい。俺、大丈夫です!!」

どこでもいい。
だって貴方と居られるなら。


「じゃぁLoveHot…
「やっぱりビビルバーにしましょっか!!みぬきちゃんも終わる頃だし!皆でご飯でも食べましょうっ!!」


前言撤回!!!!!!
全てを言い終える前に口をはさむ。


「……ちっ」

ちょっ。オッサン舌打ちしたぞ!!
あ…危なかった、俺。


「ね、いいでしょう?」


「…そうだね(ニコリ)」

だからその笑みはやめていただきたい。
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